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東日本大震災による津波の影響で町が甚大な被害を受けた新地が、1回戦で会津農林と対戦。3−16の五回コールドで敗れた。2、3年生は計4人しかおらず、1年生が7人入部したため大会に参加。しかし1年生には今も避難所から通っている部員がいるという。エースの渡辺健太(3年)は「最後の夏にこうして試合ができてうれしかった」と涙を流していた。(鶴沼)
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盛岡一・十良沢健二主将(3年)が、開会式の選手宣誓で「チームをひとつに。高校球児をひとつに。岩手をひとつに」と結束力の大切さに力をこめた。被災者の心情を配慮して考え続け、開会式2日前の12日に宣誓内容を最終決定。終了後も「被災地の方だけ頑張るのではなく、全体でやっていかなければと思います」と被災地の復興を願った。(岩手県営)
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双子バッテリーで“開幕戦”勝利。久慈東が開会式直後の試合で、金ケ崎を4−2で下して初戦突破した。先発の久慈慎也投手(3年)が、久慈雄也捕手(3年)とのコンビで7回2/3を8安打2失点。久慈東は今大会で“復興ユニホーム”を着用し、岩手県勢17年ぶりの公立校優勝を狙う。
小4からバッテリーを組んでいる久慈ツインズが、2人で目標に掲げた全国8強と国体出場へ向けて初戦を突破した。
「勝ったのはよかったですが、自分はエースなんで…。悔しいです」
先発した兄の慎也が、複雑な笑みを浮かべた。七回まで1安打無失点に抑えていたが、4−0の八回二死二塁から2、3番に連続適時二塁打を浴びて降板。試合終了まで一塁の守備についた。
弟の雄也はマウンドへ3度足を運び「初戦で少し力が入っている。楽に投げさせようと思いました」とリラックスに努めた。東日本大震災を経て迎える特別の夏。久慈兄弟だけでなく、野球部も大きな被害を受けた。
2年生部員1人の自宅が津波で全壊。もう1人は父の経営するワカメの養殖施設が流された。予定していた3月の関東遠征は中止。だが、もんもんとしていた部内に突如として吉報が届いた。
石橋智監督(50)が関東地方の知人に、津波でユニホームをなくした部員の新ユニホームを注文。すると、公式戦のベンチ入りメンバーを含めた約20着を寄贈してもらえることになり、これを機にデザインを一新した。
七夕の7月7日に届いたのは、以前のアイボリーからグレーに色を変えた“復興ユニホーム”。 7回2/3を8安打2失点でマウンドを降りた慎也は「新しいユニホームで負けていたら、縁起が悪かったですよ」と公式戦初お披露目での白星に、肩の荷をおろした。
久慈ツインズの投打にわたる活躍が、久慈東の勝ちパターン。1994(平成6)年の盛岡四以来、岩手県勢17年ぶりとなる公立校の優勝まで二人三脚で戦い続ける。 (山口泰弘)
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大槌町出身の専大北上・中村晃広外野手(3年)が、九回二死三塁での5打席目に右越え適時三塁打を放った。自身今大会初安打初打点を記録した4番の主将は、漁師の父を津波で亡くし、祖母は行方不明。この日は、全壊した自宅を離れて鳥取に住む母のわささんが観戦に訪れ「勝てて一安心してもらえたと思います。父にも打っているところを見せたかったです」と神妙な表情で初戦突破を振り返った。
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初の連合チーム・相双連合が1回戦で喜多方と対戦し、1−8で七回コールド負けした。さまざまなハンディのなか戦った。転校先から駆けつけたかつての仲間たちに、全力プレーで応えた。この日岩手、秋田両大会が開幕。きょう15日は山形大会が開幕し、東北6県で熱戦の火ぶたが切られることになる。
相馬農から参加している「2番・三塁」の八巻健太(2年)が打席に立つと、スタンドの母・英子さん(44)は津波で亡くなった祖母・良子さん(享年69)の写真を抱いて息子の勇姿をみつめた。目を潤ませながら、「おばあちゃんにもみてもらいたかったので…」とぽつり。3打数無安打2三振と結果は出せなかったが、試合後に八巻は「ばあちゃんも天国で応援してくれると思ってプレーしました」と涙ぐんでいた。
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